ガラス乾板

会社の書庫を整理してると
96年前の9月1日に発生した関東大震災を撮影したガラス乾板を見つけました。
名刺大のガラスに感光材を塗布してあります。
東京の大惨事が30数点撮影されてました。




ガラス乾板をライトテーブルに乗せて調子をみます。
96年前の銀座、新宿、上野、浅草、九段、神田、日本橋、など
被災した東京の街並みが撮影されてました。
なかでも吉原、被服廠では凄惨な写真が有りました。




神田橋の今昔
ガラス乾板の画像に内壕川にかかる神田橋(右)が写ってました。
会社の休憩時間に現在の神田橋(左)を撮ってきました。
今は上に首都高速がかかり同じ場所とは思えません。橋を渡った右側は経団連ビル、
左側は読売新聞本社ビルです。
江戸時代はここの場所に神田門があって江戸城の入り口でした。



今のフィルムは透明なポリエチレンベースに感光剤を塗布して、使い勝手が良くて丈夫。
手頃で丈夫な透明ベースがない時代はガラスに感光剤を塗布して使用、落としたら壊れるし撮影も1枚ずつ感材交換して、さぞかし気をつかい面倒だったでしょう。
撮影したカメラも見たかったですね。

×

非ログインユーザーとして返信する